見た目の問題(カラ松いじり)

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 おそ松さん9話は観てて辛かったです。十四松は一途な恋心が叶わずにマジ泣きするし、事情を察したおそ松が長男らしい遠まわしな気遣いをするのも、なんかとにかく重い...ふと思い出す度僕のメンタルキャパがオーバーしそうなので、この記事では次男カラ松をいじって溜飲を下げることにします。

 

  至るところに考証の種をばらまいた9話の関連ツイートを書き分けていると、このような、カラ松にあたかも気遣いのできる兄貴らしい一面があることを主張するツイートが見られました。

 

 確かにそれだと凄いいい話っぽく収まりますが、実際にこの場面のカラ松はスタッフによってそのような意図で描かれていたのでしょうか。これまでのカラ松の独りよがりな言動を考えてみると、視聴者の「カラ松はこうであってほしい」という偏った願望が、カラ松の示唆深いシリアスな顔つきにのっかったと考えるのが自然でしょう。

 

 実際9話のBパートじゃ「ビンゴォ...」とラメパンツネタでしか会話してないような...六つ子でもやっぱり扱いづらいんでしょうね。ちなみにwikipediaによると「おそ松くん」にて十四松が兄弟のなかで一番影が薄いと悩むエピソードがあったそうです。カラ松と十四松、どうして差がついたのか...慢心、環境の違い

おそ松くん - Wikipedia

 

 でも、眉をしかめてるだけで丁重に扱われるならいいですよね。世の中にはこういった、媒体の性質が本質に影響を及ぼすことってままあると思います。生まれ持った傾向性が、社会で当たり障りなく過ごしていくうえで本質となってしまうように。「三十年後のおそ松くん」によるとカラ松はハゲてしまうそうですが、扱いのギャップに苦しんだりするんでしょうか...

 

 カラ松の見た目のほかにも、優性遺伝子劣性遺伝子なんて呼び方からくる問題も同系のものでしょう。僕は親指が逆関節に反らない劣性遺伝子の発現者なのですが(なんかカッコいいな)、スマホ触るときにこれだと関節が痛んじゃうんですよね...あ~俺は劣った遺伝子を持った人間なんだ!!!って思うかもしれないけどそういうことじゃないっていう。

 中国では遺伝子を顕性遺伝子、潜性遺伝子と分類しているようですね...的確な呼称だと思います、日本にもぜひ導入しましょう。