ビールしかのめねぇ(ブログリハビリ枠、日記)

 高校時代の友人と二日連続飲み放題でガブガブ飲んできました。帰省してから三が日いっぱいは年末年始の作業に忙殺されており、その反動のせいか、この前は酒を取る手が止まらなかったです。

 僕はビールとワインしかお酒の良さがわからないので、飲み放題に行くとバカみたいにビール飲むしかないんですよね。二日で生だけ12杯と、焼肉のバカ食い、ステーキもあったのでそろそろプリン体過多になってるかも...

 

 僕がお酒を飲むとき、かならず翌日に引きずらないように心がけているのですが、この観点でもミネラルが豊富で吸収の早いビールは最強です。学校は今日から始業なのですが、ここ二日のドリンクをビールに絞ったお陰で気持ちよく新年の課業を迎えられそうです。ビールは最強、最強はビールだ。

人間関係におけるコミュニケーションの外部化による価値の創出(大恥)

 久々にサークルのOBとして仲間と集まって活動していたのですが、ひよっこだった初年度のやらかし具合を思い出して、恥ずかしさのあまり何度も呻いてしまいました。ちょっとヤバい感じだったと思います。今でこそ悪くない体で調和できていると思うのですが。

 

 初年度僕が与えていた違和は、当然のこととして感受した人が離れたところで周囲に報告するなりなんなりして解消されたからこそ、彼らも人格を曲げることなく僕と共にいることができていたと考えられますが、僕にとっては今彼らとともに活動するにあたって、昇華しきれていない罪の山がごまんとあるわけです。なんとかヘタをせずに貢献しなきゃ...

 

 報告による認知的不協和の解消についてはネガティブなイメージが持たれがちですが、当事者の外部におけるコミュニケーションは、最終的に不協和の根源がそれを解消するという前提において、ひとまずその人のなかで決着をつける意味で十分肯定されるものとして認めることができると思います。決着をつけてほぼプラマイゼロになった後、人間性の完成という時間軸に開かれた不協和をもたらす人があるべく道を辿ろうと浄罪すればするほどもうけものです。

 

 実際に僕がバックれたファミレスのバイト仲間には、勤務中にどれほどやらかしてしまっても、あるべく道を辿る姿勢は崩さず、リスペクトを欠かすことはなかったので、今でも飲み会に呼ばれては僕が身につけた社会性を彼らに提示することで、道徳的感覚を満たすようなことがあります。(このような自己矛盾的な生き方は熱烈な母の愛によるたまものなので、一般的には認められないでしょうが)

 

 ネットが発達した現在、その手段は2chSNS、オフ会等多岐に渡り、今まで屈折した生き方をせざるを得なかった人はこれらを用いて溜飲を下げることができます。報告行為に前時代的なものに向けるレッテルを張らず、広い視野に立って道徳的な使用を認めてもよいのではないでしょうか。

見た目の問題(カラ松いじり)

 f:id:verda5:20151203201800p:plain

 おそ松さん9話は観てて辛かったです。十四松は一途な恋心が叶わずにマジ泣きするし、事情を察したおそ松が長男らしい遠まわしな気遣いをするのも、なんかとにかく重い...ふと思い出す度僕のメンタルキャパがオーバーしそうなので、この記事では次男カラ松をいじって溜飲を下げることにします。

 

  至るところに考証の種をばらまいた9話の関連ツイートを書き分けていると、このような、カラ松にあたかも気遣いのできる兄貴らしい一面があることを主張するツイートが見られました。

 

 確かにそれだと凄いいい話っぽく収まりますが、実際にこの場面のカラ松はスタッフによってそのような意図で描かれていたのでしょうか。これまでのカラ松の独りよがりな言動を考えてみると、視聴者の「カラ松はこうであってほしい」という偏った願望が、カラ松の示唆深いシリアスな顔つきにのっかったと考えるのが自然でしょう。

 

 実際9話のBパートじゃ「ビンゴォ...」とラメパンツネタでしか会話してないような...六つ子でもやっぱり扱いづらいんでしょうね。ちなみにwikipediaによると「おそ松くん」にて十四松が兄弟のなかで一番影が薄いと悩むエピソードがあったそうです。カラ松と十四松、どうして差がついたのか...慢心、環境の違い

おそ松くん - Wikipedia

 

 でも、眉をしかめてるだけで丁重に扱われるならいいですよね。世の中にはこういった、媒体の性質が本質に影響を及ぼすことってままあると思います。生まれ持った傾向性が、社会で当たり障りなく過ごしていくうえで本質となってしまうように。「三十年後のおそ松くん」によるとカラ松はハゲてしまうそうですが、扱いのギャップに苦しんだりするんでしょうか...

 

 カラ松の見た目のほかにも、優性遺伝子劣性遺伝子なんて呼び方からくる問題も同系のものでしょう。僕は親指が逆関節に反らない劣性遺伝子の発現者なのですが(なんかカッコいいな)、スマホ触るときにこれだと関節が痛んじゃうんですよね...あ~俺は劣った遺伝子を持った人間なんだ!!!って思うかもしれないけどそういうことじゃないっていう。

 中国では遺伝子を顕性遺伝子、潜性遺伝子と分類しているようですね...的確な呼称だと思います、日本にもぜひ導入しましょう。

「だ・である体」が書けない

 「センテンスが長過ぎる」

 これは文章構成法の教授に指摘されたことなんですが、自分の論文とかを見返してみると本当にその通りなんですよね。教授に提出した文章や論文ではブログと違って「だ・である体」で書いているのですが、この語り方だと自分と世界の境界が分からなくなってしまって、自分のなかの完全な世界を投影すべく一つの文にくどいほど書き込んでしまうんです。

 

 このブログのように「です・ます体」を使っている限りにおいては、会話と同じように読み手も文のテンポに応じた理解しかしてくれないだろうという諦念から、ある程度簡潔にまとめられていると思うのですが、「だ・である体」には横柄な印象があって、読み手に何度も目を行き来させるような伝え方をしていいように考えてしまいます。

 

 外国語の学術文献の訳書に用いられる文体などは、日本語としてはかなり不自然に長ったらしく曲折したものですが、まさにあんな感じ。あれは理路整然とした外国語の文法構造だからこそ許されるのであって、あれを文献と関わらずに生活する人に読ませていいわけがないでしょう。

 

 僕は今まで謙虚な生徒だったので「だ・である体」を使って意見文を書くなんて恥知らずで恐れ多いと考えていたのですが、それじゃ流石にマズいのでブログもときどき「だ・である体」にチャレンジしようと思います。

 

 授業で「著作権は敵か味方か」というテーマの文章をA4サイズ1枚程度で書く機会があったので早速こちらでも試してみました。クッソ恥ずかしいですが案外すんなり書けたので、今後の学習のためにもここで晒しておきましょう。

 

 

---------------------------------------

 著作権は敵か味方か

私は、著作物はそれに払われる敬意に応じた対価が支払われるべきだと考えており、それを保証するものが著作権だというおぼろげな認識を抱いている。その上で著作権が私にとって敵か味方かを論ずる前に、私自身の著作物に対するスタンスを明らかにしておきたい。私自身は著作物に携わる機会が度々あって、それらは主にⅰ)主体的に著作物を生み出すこと、ⅱ)著作物を受け手として消費すること、の二つに分けられる。


ⅰ)について、私の書いているブログや制作した動画があてはまる。これらの目的は私の日常で感じたわだかまりを作品に昇華することで健全な生活の糧にすることであるが、一方であわよくば広告収入と他者の敬意を集めたい思いもあることから、もし私の作品に対する権利が損なわれたのであれば、その場合私は大いに非難することになるだろう。
反面、コンテンツの生成のためには一人の力で成し遂げることは難しく、私のブログや動画は他者の思想や素材のMIXや翻案であったりすることがよくある。今のところ原案者と国が寛容な限りのものを用いているため問題は起きていないが、私の創作活動が原案者と国が態度を変えることで直ちに大きく阻まれることは間違いない。


ⅱ)について代表的な例としては、音楽を聴いたり、楽譜を演奏したり、ネットの記事を閲覧したり、ネットに上げられた動画を観たり、論文作成のために引用することがあてはまる。このうちネットの記事を閲覧すること、論文作成のために引用することに関しては特に問題なく認められるが、音楽を聴いたり、楽譜を演奏したり、ネットに上げられた動画を観ることに関しては間接的に原案者の権利を侵害しているかもしれない。楽譜を演奏することについて、私はネットに上げられたコピーライトをクリアしていないゲリラ採譜された譜面を用いることがあるのだが、特に音楽家が楽譜を販売している場合には、ゲリラ譜面製作者が著作権侵害していることが明らかなために、私的な場で敬意と裏腹に申し訳なさを感じながら用いることはあっても、公的な場でこれを演奏することはない。その場合には、敬意の対価として楽譜を購入するだろう。音楽を聴いたり、ネットの記事を閲覧する場合においては、著作権意識の問題はさらに深刻だ。楽譜を演奏する場合とは異なり、私自身が一方的に著作権侵害しているコンテンツを享受するのみで、それを公的な場で用いることはまずないのだから、私は製作者に対し、もっと他者の著作物に手を出して面白いコンテンツを放出してほしいという気持ちを抱くことすらある。
しかし、ⅱ)のどちらの場合においても本来の著作者に対して全く敬意を払わないわけではない。①著作物の無断転載、引用(複製)のみを行う製作の場合と、②著作物を無断に用いた二次創作(翻案、加工)の場合を考えてみよう。
①の場合、本来の著作物自身が創作性を発揮が認められるか否かによって、著作者に敬意が払われるかどうか分かれるように感じられる。例えばネットで見受けられる凡庸な猫の画像や動画に関しては、製作者に敬意を払うところはなにもない。北極や南極の生物の画像や動画ですら、特別な興味を持たない私たちに発信される頃には著作物として捉えるのは難しい。それらは気付いた頃にはありふれたものになっており、改めて特別敬意を喚起するものにはなり得ない。一方でアニメや映画、芸術品など、代替の利かない創作性が発揮される創作物に関しては、多大な敬意を払うように思われる。この場合著作権侵害した製作者は単なる媒介者としか捉えられない。これらの複製は現在直ちに糾弾されている。
②の場合、実情として、私たちは本来の著作者と、著作権侵害してコンテンツを作る製作者を両方に、創作性に応じたリスペクトを感じている。私が二次創作を受け手として愉しむ場は動画共有サイトなのだが、ここにおいては一次創作物が翻案、加工された二次創作物が一次創作を核としたコミュニティを盛り上げており、一次創作物、二次創作物それぞれの創作性に対する反応がコメントにおいて確認できる。一度は商業的に終了した一次創作物の展開が、二次創作の興隆によって再開することもあり、これらの事実から二次創作は単なる搾取者ではなく、一次創作に対し敬意を払い、商業的成功をもたらしうるものであると考えられる。こうした二次創作の多くは現在、著作者が親告しない限りにおいて黙認という扱いを受けている。


以上の思案を踏まえ、私は二次創作に対して控えめな主張を行う現状の著作権については、著作者を守る味方であると考える(ただ、パロディは認められるべきだと思う)。現在の日本は私を含むインターネットを使う全ての人が著作物を発信しうる環境にあるが、彼らが生み出す多くの単純な二次創作に厳しく口を出すことなく、著作物に対する敬意に対する対価をある程度保証する(①において)現行の著作権は、広い目で見て一次著作物界隈の発展を支えるものとして機能していると思われる。

 

めんどくさがりでも出来る最近の電子タバコ

 きな風味を手軽に味わえるなんて素敵じゃん!って単純な思いから始めた電子タバコですが、苦節一ヶ月ようやく方向性が定まりはじめました。ここまで至るには一筋縄ではいかず、眉をしかめながら込み入った電子タバコ界隈のサイトと何十時間もにらめっこし、通販で送られてきた商品に一喜一憂しなければなりませんでした...。せっかく知識を溜め込んだので、僕以外のチャレンジャーがすぐに満足できるラインに立てるように、めんどくさがりで大雑把な僕でも扱えた電子タバコの最大公約数的な知見を共有したいと思います。

 もちろん未知のリスクを伴うものなので、そのへんは自己責任で(酒や紙巻タバコより断然良いとは思いますが)。めっちゃリンク張りますが、アフィ登録してないので悪しからず。

 

 電子タバコってホントに面倒な界隈なんです。電子タバコを煩雑でマニア向けにしている以下の要素は、僕が積極的に避けているものです。

・恒常的なタンクの液漏れ

・多種多様ですぐに上位互換の出る商品群

・爆発するリスクのある電池の取り扱い

・スターターキットの使えなさ

・曖昧なリキッドの味(多くのリキッドは不当に薄いと思う)

・海外製の高いリキッド

・リキッドの扱い(スティープ、汚れ)

・海外通販

・自作ユニット(コイルセット、綿交換)

・2chのスレに荒らしが常駐してる

 などなど、挙げればきりがありません。

 商業文化としては2008、2009年に中国で始まったばかりで迷走はまだ収まっていないのですが、最近は商品の開発が加速度的に進み、今では日本のメジャーシーンに参入するポテンシャルを持つように思います。

 

 先に挙げた困難は、次のポイントによって無視できます。

 念のため、直近で海外で発売されたAURA MINIとかいう神スターターキットを使うのであれば、①②は飛ばしてもかまいません。自由度は低いですが...

 

 ①「iSub APEX Tank」の使用

www.amazon.co.jp

 コイツは味においても機能性においても群を抜いています。

 多くの先人が指摘していることですが、構造的にリキッドの漏れようがないんです。正しく使う限りでは、持ち歩きやリキッド補充における油汚れに頭を悩ます必要はありません。有名なsubtankはどう頑張っても漏れてきます。

 それに味もめちゃいいです。僕の下手な自作ユニットよりも全然美味しい。別売りの2.0Ωコイルでの使用がオススメ。

Amazon.co.jp: 【2.0Ω】正規品 innokin isub/G アトマイザー用スペアコイル 5pcs セット オフィスエッジオリジナル説明書付き: ヘルス&ビューティー

 

 ②電圧操作、電力操作の可能なVV,VWバッテリーの使用

 多くのスターターキットのバッテリーは正直貧弱で、満足な煙と味が出なかったりします。味が変わらない程度に出力上げないと、僕みたいに味覚が鈍い人には電子タバコの良さはわからないと思います。実際めちゃくちゃ味変わりましたしね。

 バッテリーは進歩の早いパーツなのでチェックする項目がたくさんあるのですが、とりあえずは最新機の標準装備である温度管理機能がついているものを選べば問題ありません。それと最初は電池一体型がおすすめです。電池交換式はIMRとかクローン電池、粗悪な充電器の爆発炎上リスクとかめんどくさくなってくるのでこのへんが嫌な人は無視してこれ買えばいいと思います↓

Amazon.co.jp: オフィスエッジ特選セット innokin mvp pro 3.0 スターターキット (ブラック): ヘルス&ビューティー

Amazon.co.jp: オフィスエッジ特選 E-leaf istick40 TC sub ohm battery only pack (シルバー): ヘルス&ビューティー(最新機種ではない)

 余談ですが、リンク探してたらamazonが爆発リスクの大きいリチウムイオン電池を推してきました↓。しかもこれちゃんとした電子タバコメーカーの製品なんですよね...万全を期すならば知識をつけた上で電池交換式の出力機を正規のリチウムマンガン電池で使うべきなのでしょう。

Amazon.co.jp: Aspire ICR 18650 2500mah 3.7V 20A/40A 電子タバコ バッテリー MOD VAPE: ヘルス&ビューティー

 

 ③リキッド選び

 僕を信じるなら、下記のブランドを試飲や購入で試してから、個人輸入会社の売り上げランキングを辿ってください。熟成の手間をかけずとも十分味が出るリキッドを選びました。

 これらの高い送料無しに手に入る日本製リキッドを使わないのはもったいないです。終着点になり得るリキッドも多くあるのでまずはここから。

Amazon.co.jp: 【純国産】snow freaks スノーフリークス 20mL (アイスシガー): ヘルス&ビューティー(安くて美味いメンソール系 売れ筋はマスカット)

Amazon.co.jp: 電子タバコ 国産 リキッド 日本製 KMIKAZE レッドブル カミカゼ(全15ml) 正規品 (レッドブルレッドエディション): ヘルス&ビューティー(安価で種類が多いが味は普通)

Amazon.co.jp: 【純国産】NINJA WORKZ premium E-lixirs 日本製電子タバコ専用リキッドジュース (Mango Cream マンゴークリーム, 15ml): ヘルス&ビューティー(安い マンゴークリームが特に美味い)

Amazon.co.jp: MK VAPE エムケイベープ 正規品 電子タバコ E-liquid E-juice 国産ブランド HONEY DEW (15ml): ヘルス&ビューティー(どれも完成度高い)

Amazon.co.jp: 電子タバコ 国産リキッド VAPE FUEL JAPAN 15ml ベイプフィール ジューズ フレーバー ニコチン無し ((Adrienne レモンメレンゲパイ風味)): ヘルス&ビューティー(スイーツ系 値が張るが評価はなかなか)

【楽天市場】【 Grant's Vanilla Custard / グランツ バニラ カスタード 】GRANT'S VANILLA CUSTARD GVC LIQUID 30ml (VAPE 用 リキッド ) ( ジュース ベイプ 電子タバコ ベープ ):CASSETTE PUNCH(日本製ではないが、おそらく最も評価の高いバニラカスタードリキッド)

 

個人輸入会社の売り上げランキング↓

VAPECHK 10月度売上リキッドランキング

メンヘラを救う夢

f:id:verda5:20151128222555j:plain

 

 シンデレラって美しい話ですよね。継母に酷い仕打ちを受ける灰被りの娘が、魔法の力で出会った王子に認められ一躍王女に抜擢...この話の要素には、不相応に低い自尊心が引き上げられる極めて健全な運動が認められますが、僕はこれがメンヘラたちを丸ごと救いうるものであると思うのです。

 

 僕は、病的なことを考えたがるメンヘラとは、自尊心を高く設定できないことによって不利益を被る人達であると考えます。そしてこのメンヘラの傾向性はあらゆる人に認められるものだと推論できます。

 一般的な了解に即して考えてみると、一人ひとりの心はその人にとって唯一の大事なもので、それを活き活きしたものとして維持するには相応の扱いが求められます。ですが人々が共生する社会ではそれを完全にすることはできず、ある程度の妥協が求められることによって、全ての人がシンデレラのように不相応な扱いを受けると想定されます。

 メンヘラといえば、いわゆるメンヘラ女子を連想する人が多くいるでしょうが、彼女らはなまじ若くて美しいぶん自尊心のステータスをいじりやすく、それに付随する不安と対峙することになるのでしょう。がんばれ女子。

 

 設定された自尊心よりも良い扱いをされれば、自尊心の値を越えるぶん自己に対してネガティブな気持ちを抱いてしまい、自尊心を上げることにあたっては、周囲から咎められるリスクがつきまといます。これは敬虔な人ほど悩ましい問題です。気遣いをすればするほど自尊心をあげることが難しくなり、後ろめたく暗いことを考えたくなってしまう。

 

 この問題の一時的な解法は、コミュニティ内で無批判に自尊心を支えてくれるシステムにあやかることです。クラブの先輩、後輩文化であったり、学歴を持ったり、お金を持ってるように装ったり。

 根本的な解法は、人間の自然本性に基づく、無くすことのできないこの根本的な問題への意識をスピリチュアルに共有できるコミュニティを用いることではないでしょうか。友人、教会、家族(キリスト教では結婚でもたらされる家庭は第二の教会と言われることもあります)、恋人など。ときに運命という魔法で出会った恋人は、王子のように私たちを王妃にしてくれるかもしれません。

顕在意識は追認機関に過ぎないよなぁ

f:id:verda5:20151126201621p:plain

 

 日のお昼は一人で僕の大好きなインドカレーの店に行ったんです。インドカレーを焼きたてのナンで食べたい気持ちが強すぎて、最近は付き添い人無しでも通っているのですが、今日はなんだかいつもと様子が違いました。

 

 店内には、いつも見られるような作業的に昼飯を掻っ込むタイプのリーマンは確認できず、客席には歓談を愉しむ私服の女性達しかいません。あんまりそういうことを気にするタイプではないのですが、流石に男性客一人は気まずいです。おいおいインドカレー屋ってこういう店じゃないよな、てかカレーで洋服汚れるの怖くないのか。通された席も女子大学生団体の隣で少し居心地が悪かったです。

 

 料理が出されてからは目の前の輝きに集中できたのですが、食べ終えて席を立ったとき、隣の大学生がビクッと肩を震わせたのがわかりました。

 僕は入店時の違和を思い出して、彼女はなにか後ろめたい僕を咎めるようなことを言っていたのかもしれないと連想します。まったく意識の外にあった記憶を思い返してみれば、彼女らは「ナン食べるの早くない」だとか「ルーの量よく保つよねー」だとか言ってた気がします。他にもダレ気味で散発的だった彼女らの会話、僕の後に入って来た気まずそうな老人、談笑するインド人店員たち...これらの状況証拠は、会計の際に聴こえてきた「さっき絶対見てたよねー」の一言に実を結びます。やっぱ俺話のネタにされてたんやんけ!

 

 顕在意識は自分がその場で求める印象や記憶を直接的に見出すわけではありません。わたしたちが出来るのは、既に得た印象や記憶の扱いの方向性を修正するのみであって、思索は単なる循環論法として因果信念を強化するサイクルでしかないのかもしれません。

 

 そして僕がこの題材を選んだのは、別の記事を書いていたらなんか抑圧されたように気分が悪くなったために、いい加減に作られた記憶をなんとか瞑想的に漁ったことが発端であって、彼女らが僕をネタにしたのは、居心地のいいシャレた空間から異物を排斥しようとする脊髄反射的な運動の一環なんだろう...虚無だーーーー