低予算で始めた電子タバコ・導入までの心境

 金欠の割には周囲の協力と節約によって、なんとか労働することなく仕送りで生きてきた僕ですが、今月頭から主に歯医者の費用を支払うために日雇いの派遣労働を始めました。

 

 生活力の無い僕にしてはテンポ良く労働を入れることができていると思うのですが、授業や卒論、資格の取得といった課題に加え労働の時間をやりくりするなか、浮いた小金でなにか効率良く気分転換ができる趣味を持ちたいという思いが芽生えてきました。そこで浮かんだのが電子タバコです。

(大学四年生になってようやくこのような発想を確かにしたこと、実存的な意図から趣味を持つこと、どちらもとても恥ずかしく思います)

 

 電子タバコは香料入りの油のリキッドを煙にしてふかし、その風味を味わうものです。紙巻タバコ特有のタールとその落ちにくい香りを有しないために、英語圏ではvape(ベイプ)と呼ばれて禁煙化が進むクラブやパブ文化に浸透が進んでおり、イギリスでは2014年の影響力の高い流行語大賞に選ばれました(ちなみに2013年はselfieです。今では誰もが一度は聴いたことのある言葉ですね)。時間もとらずニコチンも添加することができることから、今手を出すのにうってつけの趣味だと思いました。

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 僕は電子タバコに関する情報を早速ネットでオークションに出品されていたリキッド付きスターターキット(EVOD MEGA)を2000円で落札しました。面白いように煙がモコモコ出てきて楽しかったのですが、味に関してはユーチューバーがコメントするような満足感を得ることができず...そのときは趣味として続けるにはいまいちパンチが足りないなと思いました。

 

 付いてきたリキッドが少なくなるまで、僕は悶々として煙を吐きながら電子タバコの煩雑な情報を探ることになるのですが、次第に使ってみて初めて知りえた情報に価値を感じることになり、電子タバコが知的好奇心とロマンをくすぐるものであると考えるようになりました。