SUSHIたべたい

gyao.yahoo.co.jp

 レンジレンジが妙な曲出してきましたね。バカみたいにスシたべたいスシたべたい繰り返してるだけなのですが、僕はめっちゃ好きです。カリフォルニアロールってなんで内側にノリ巻いてるかしってます?あれ外に巻くと外人さんが黒いの気味悪がって食べないかららしいですよ。

 

 この曲のコピーはこうです。

話題の映像制作ユニットがMVを手がけた「SUSHI食べたい」がクセになる

 MVの制作はAC部...よく知りませんが、金貰ってあの絵描いてるってことは彼らなりに考えがあるのでしょう。僕も未知の感覚を授けた彼らに敬意を表してそれなりに考えて見ます。てかそうしないと脳内でSUSHIの再生が止まりそうになくてつらい。

 

 ある思想家によると、思想の元となる印象の関係は、近接・類似・因果の三種類だそうです。これらは勉学の暗記あたって直観した人がそこそこいるかもしれません。単純記憶かエピソード記憶かってやつですね。

 僕らは社会で生きるにあたって高文脈な因果を重視し、低文脈な近接や類似を軽んじるようになっていると思います。目の前のコンビニの商品に目移りしていては、大事な課題や家事をやる時間がなくなってしまうかもしれません。

 でも近接や類似は人間にとって捨てることのできない大事な感覚なので、ときどき伸び伸びと感じてみたくなるのが性ってやつじゃないでしょうか。韻を踏んだラップや包み隠しのないリリック、雑に感じられる昭和アニメの勢いに任せた適当な展開には、生活に忘却されたなにかの脈動を覚えます。

 

 AC部についてちょっと調べてみると...以下の「高速紙芝居」でなんか大層な賞貰ったみたいですね。

高速紙芝居「安全運転のしおり」 - YouTube

 あと活動履歴...えっこいつら全然活動してないやん!趣味かよ!!

AC部 - Wikipedia

 

 SUSHI食べたいがニコ動でヒットしたのは、近接や類似のダサさを包み隠さずに表現した快い気持ち悪さが、汚いもの見たさを推す淫夢をミコシにしてるネット民と偶然に調和したのが原因でしょうね。このテのカルチャーはプライドを持とうとせず、積極的に笑われにいったほうが上手くいくと思います。

 

 

 

 

どれだけ優しくなれるか

 そ松さん7話が待ち遠しいです。というのも、兄弟同士の複雑な人間関係が5話で一つ実を結び、さらなる期待を抱かせた次の6話があまり関係の無いキャラを軸にしたものだったので...特にイヤミの話は六つ子が絡まない原作後期「おそ松くん」のノリだったんでしょうね、毛色が全然違いました。青春群像劇のデュラララ!と勧善懲罰の機関車トーマスくらい違います。

 参考:おそ松くん - Wikipedia

 

 特に今物足りなくて悶えているのは次男推しのカラ松ガールズ達ではないでしょうか。5話で一人輪の外に描かれたカラ松が、6話で特に何事もなかったかのようにしていることに欲求不満を覚えるのでしょう、今創作界隈では一松に並んでツートップの人気です(Pixiv調べ どちら115件 2015/11/13 18時)。確かに5話のカラ松を見ると優しくしてあげたくなります...[追記:先ほどの調べはr-18に限ってのものでした。全体では一松と十四松がツートップです。カラ松はエロ担当、十四松はピュア担当、どっちもいける一松って感じですね]

zuisho.hatenadiary.jp

 でも僕はひねているので、実際にカラ松みたいな人にちゃんと構ってあげられるのかと考えてしまいます。例えば学科の飲み会で教授や普段あまり会わない人の目があるなか、どうしようもないナルシストにリスクを背負ってまでつきあってあげることなんて本当にできるのか...ましてや男同士なら。娘ならまだしも、な(松造)。

 

 僕が小さい頃は、誰に対しても時間の許す限り優しくしてあげたいと考えておりましたが、20を越えた今は流石に優しさをかける対象を選別するようになりました。自身のキャパの問題もありますが、特に「この人に接していると自身の社会的価値、尊厳が失われる」という思いが優しくしたい気持ちを阻害します。

 一方で、今でも何に対しても優しくしたい気持ちを抱くこともあります。そういうときは大概、他者から自己に向けられる尊厳が、自己の認識を大きく上回ったような感じを受けた後ですね。優しくしたい気持ちというのは自己の承認感覚と深い関係にあるらしい、というのが私の考えです。

 

 この問題を考えるにあたって、自己承認への期待という持続して人格を支える感覚が、特別なことが無い限り安定して程度に応じた快を自身に与えると捉えてみます。すると、これに端を欲する快が供給過多になると優しい気持ちになるのであって、優しくすることによって供給システムを壊すようなことがあってはならず、自己承認の期待を与える優越感を守るために、下位カーストや受け入れがたい存在と関わることの困難が生まれると考えられます。

 

 また、承認を受けている人ほど優しさに振り回されるとも考えられます。もし与えられる快が一方的なものとなれば、それは直ちに適正な期待の感覚に戻るように変動するでしょうから。しかし、尊厳を失う優しさを行使したくはありません。彼らは人格に安定をもたらすために寄付をしたり、関わりを持ちたくない人にスティグマを用いたりと、様々な工夫を凝らすでしょうが、僕の生活圏で見る限りでは、形だけの過去と外来の慣習に埋もれてまだまだ洗練されていない印象を受けます。

ある信者の所感

 スト対策の進み具合が芳しくないので今回は時間をかけずにテキトーに勢いで書きあげます。

 

 今日は家で夕飯食べながらこの人の生放送を聴いていました。

live.nicovideo.jp

 この人がニコニコにあげる動画や生放送はほぼ確実にランキング上位へ食い込みます。SF、心理学、哲学、淫夢、ゲーム、歴史など多方面に造詣の深い人で、今はドイツのボードゲーム賞をとるために鍛錬を重ねているとのこと。女性向け恋愛シュミレーションにでてきそうな不可解さが魅力ですね。昨日から毎日20時に30分の連続放送をはじめたので、興味ある人はぜひ。大塚芳忠を軽くしたような声してます。

 今日は個人の意思決定の仮説モデルと、その筋から導かれる効果的な意思決定の方向性について触れていました。なんでも個人の意思は脳の各部門がそれぞれ主権をもつ合議制によって定められるとすると上手く合点がいく、と。

 

 はい。まったくもってその通りだと思います。不思議とこの人の言うことは僕の興味を満足させることはあっても、信念に逆らうようなことは全くありません。僕はそのような印象を何年も受け続けたので、この人の言葉をほぼ無批判で受け入れるどころか、彼の思想背景に陶冶を受けるために自分の心をスピリチュアルなレベルで開き、その語りを何度も反芻していました。

 

 僕はいわゆる彼の信者です。あまりに大事な存在だったので、お喋りな僕も彼の存在を誰かに伝えるようなことは少なかったのですが、最近は他の方面に彼の分有されたイデアを見つけることができるようになったので、軽い巣立ちの意味もこめてここにまとめます。まあ今でも全然信奉者ですけどね...

老後予想図1.0

 日は家にこもってひたすらテストに向けたドイツ語の和訳を進めていました。語学を4年に残すと辛いです。今頃健全な大学生は学部の集大成として論文に注力しているはずなのに、下の学年みたいに「このペースだとテストの木曜までに後16時間かかりそう...」なんて余裕のない心配したくなかったですね。

 

 でも、翻訳という作業自体は楽しいです。一文を独立させて逐語訳するのではなく、外国語が用いられる背景を的確に抑えた上で見合う日本語を探して充てていくと、和書の小説を熟読する以上に創造的経験が得られる気がします。知識や思考を短い用語毎にフル活用できるわけですから、僕のあまり披露することのない頑固な完璧主義にも適していると思いました。

 

twinavi.jp

 翻訳の魅力は以前からうすうす感じていて、 上記の記事を読んだときにはおぼろげに「僕も老後は翻訳作業に没頭しているかもしれない」と思ったのですが、いまいちそれが本当に満足を得られるものなのかどうかわからなかったため、心の奥にしまっていました。

 しかし、卒業論文を書くようになって、引用数の多い重要な文献の正式な日本語訳が見当たらずに困難を覚え、その際何度かアマチュア翻訳家の訳に助けられ(助からなかったこともあった)、翻訳作業が人の助けになる感覚が得られたので、本当に老後は翻訳家を目指してもいいと思えてきました。

 

 この前受けた文章構成法の先生に提出した作文には、論説翻訳文のような一文の長さと挑戦的な技巧を凝らしたつもりの文章にC評価をつけられてしまいましたが、めげずに頑張りたいです。

良い映画を観た

 最近社会に価値付けられたものの面白さがわかってきて、どんな作品も楽しめるようになってきました。ありきたりな三角関係には人付き合いの難しさを重ね、ごく普通のサラリーマンにも生活を築く一人の人間を見出して、それをもって自分自身に問うようにして味わえるようになりました(我ながら今まで視野狭過ぎワロタです)。

 

 だから僕は一番好きな映画作品に今夏観たばかりのマッドマックスを挙げたいのですが、数日前観たキングスマンもそれに肩を並べ得るくらいの感銘を受けた映画でした。

 マッドマックスが全てを失った者の、誰にでも共有され得る物語であるとするならば、キングスマンは一つの完成された目指すべき男の調和を描いた話です。自分に問うて愉しむにはうってつけですね。

 

 この作品は、才のある青年が紳士の手引きを得て一人前のスパイ紳士になるまでの成長物語であり、あらゆる場面で紳士に求められる品格、品格に埋もれがちな人間の素直な本性が試されるような印象を受けました。見終わった僕もなんだか気品と力に満ちてきた気がします。メガネもちょっと似てるし。

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 ここからちょっと語り調になってしまうのですが、この映画には特別自分自身の生き方に取り入れたいと思えた要素と、ユニークだと感じたので特筆しておきたい点があります。

 まずは後者から。秘密組織キングスマンの頭領であるアーサー(俳優はガチ貴族)が、品格を身につけた紳士でありながら徹底して憎たらしいキャラとして描かれるところですね。主人公の求める品位の象徴であるこのよぼよぼのおじいちゃんは、主人公に銃を向けたり飼い犬を撃たせたり毒を飲ませたり、師のハリーに嫌味をたれたり厭世的な悪役に同調したりととにかくクソです。

 紳士度の序列を作るなら「アーサー>ハリー>エグジー>義父≧バレンティン」って感じで、悪役とセットになって主人公と師を揺さぶるポジションにあるのですが、彼ら両端をきっちり殺して上手く中庸でやってく主人公をみせるってのは僕の観てきた作品ではなかなかない洗練された展開ですね。こういうの望んでました。悪役バレンティンも品がカケラも無い天才として最高に魅力的でしたね...あのハリーを手玉にとって殺すって凄くないですか!?

 

 僕がこの映画で得られた最大のギフトは、暗に描かれる正義やその象徴である王への忠誠と、それに対応する名誉の関係ですね。日本であるところの山口組の靖国神社参拝にみられるものなのではないでしょうか。

 紳士の威厳はどこからくるのでしょう。それはおそらく、一人の素晴らしい紳士や形而上の神ではなく、身体的存在でありながら宗教的指導者でもあるイギリス国王によって与えられるものだと思われます。宗教的指導者の繋がりが血筋や才能によってではなく、人間本性と両立するマナーによって得られることを描いたこの作品は、私達に品格の道をより大きく開かせるのではないでしょうか。

スマホを見る個人的なポイント

 今日は秋葉原を見物して周りました。この街には東京に来る前から謎のホーム感を覚えていたので、一人暮らしを始めた頃はほぼ毎日特にアテもなくうろついていた気がします。

 特にヨドバシカメラには今でも秋葉原に来ればほぼ必ずと言っていいほど立ち寄っていて、目当ての最新端末や家電を見ては「ウチのAir君のほうが賢い」「これは...ヤバい」などといった風に心を動かされました。

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 なかでもスマホは格別ですね。普段ずっと手元に置いておくものなので、新しいスマホを見ては、もたらされるだろう快適な生活の空想に浸ることができます。この記事では四年足を運んで培ったオタク心を少しでも満足させるため、夢見がちな僕が特に重視するスマホの要素をまとめようと思います。

 

 物理ボタン:押せば確実にホーム画面に戻って来られる安心感は、複雑なスマホを使いこなすにあたって、初心者からベテランまで全てのユーザーにおいて共有され得る精神的支柱です。

 バッテリー持ち:これには電子マネーを使う用になってからさらにウェイトを置いています。休日に一日使い続けても余裕で使える機種ってまだ出ないんですかね...

 データ容量:今見たら特にたくさんスマホアプリや動画、音楽を入れているわけではないのに20GBも利用していました。16GB以下は選択肢に無いですね。

 カメラ:友達に送る画像がもっと綺麗だったらいいのに...起動してから素早くシャッターが切れる機種が望ましいです。

 simフリー:MVNOは最大限活用していきたいですね。通信費が抑えられればカラオケにいける回数も増えるでしょうか。

 ディスプレイ:明るいとこでも発色の良い有機ELはポイント高いです。163ppi初代iPad?今やソ連の遺物に見えますね。

 手触り:スマホ中毒の僕にとって裸使いは基本です。肉体言語の質と量。

 docomo XIの表記の有無:は?

 

 iPhone6sはため息モノですよね。あのソリッドな質感に豊かなカラーバリエーションは市民のステータスと言えます。僕も早く手に入れたいのですが結構高いので、今度帰省したときに就職祝いとして親へ強請ってみたいです(ねだるってこんな怖い漢字使うんですね)。

初めて電子マネーを使った【雑記】

 電子タバコでは紙巻タバコと違って一つのフレーバーを何時間も吸うことがあり、このことはチェーンスモークと言って愛煙者に呼び親しまれる行為なのですが、今回は電子マネー「iD」を使った衝撃を種にくべられた七色の薪をもって渾沌な風味の連環を秘めるvirusの紫煙を立てようと思います。今日はアホです。

 

 この前作ったクレジットカードに電子マネーの登録が済んだので、さっそく行きつけのマクドナルドで使ってみました。初めてPitapa(関西版スイカ)を使ったときのような近未来ロマンを感じられてとても気分がよかったです。決済日への不安はまだ未知数なところはありますが...

 

 クレジットカードを持つようになってからというものの、長期的な金銭感覚が身についてきたのか最近は資産運用への知識を集めはじめました。

今から株式投資をしたいという友人との会話書き起こし(後編) - 斗比主閲子の姑日記

 簡単な記事でも頭に本格的な学習に向けた文脈を作る助けになればいいと思ってポツポツ読んでます。お金増やすこと考えるのってやっぱり楽しいですよね。

 

 上記の記事には外国の国債についての記事がありましたが、国債運用における一番のリスク、デフォルトは日本でも起こりうるのかと思うと少し不安が射してきました。今の社会保障の多くは将来のあるべき自国民の安定から還元されたもので、すでに僕の世代が甘受できるサービスでないものばかりになっていないかなあ。ポピュリズムは移民受け入れとセットだった...?

 

 ここまでいけば上出来です。普段の記事が湿潤な場のチリに結晶した雪だとすれば今日のものは部屋のもので作ったドミノみたいですね。最新話おそ松さんに泣けたのでそろそろ何か書いてみたい。